指揮者 高橋 裕之 (Hiroyuki Takahashi)

福島県出身。県立福島高校卒業、福島大学大学院音楽教育専修(作曲・指揮)修了。

大学在学中より竹澤嘉明氏の指導の下、声楽研究会学内オペラ公演を指揮してオペラ制作の魅力に触れる。
その後、オペラ「乙和の椿」(東京文化会館)で副指揮者を務めたことをきっかけに、本格的に指揮の研鑽を積み始める。

これまでに阿部雅人、岡本美千代(ホルン)、嶋津武仁、クルト・レーデル、井上宏一、本多優之(指揮法)の各氏に師事。
下野竜也氏によるマスターコースを受講するなど、国内、そして欧州においてマスタークラスを受講しディプロマを取得。

オペラ分野では、副指揮者として各地のオペラ公演に携わり、レパートリーを広げてきた。
現代の邦人作品にも意欲的に取り組み、金光威和雄作曲の新作オペラ「いのち甦る」初演では、作曲家自身に「よく研究された上で的確な指揮」と評された。
2016年1月、スタラ・ザゴラ州立歌劇場(ブルガリア)にて「椿姫」を指揮。欧州にてオペラデビューを果たす。
2017年秋に行われた福島市政110周年記念事業オペラ「乙和の椿」の上演では、『音楽の友』誌上にてオペラ評論家の岸純信氏から好評を受けている。

管弦楽分野では、ドレスデン音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン、名古屋芸術大学コンサートに出演するなど、各地で活動をしている。
これまでにルーマニア・ラジオ・シンフォニーオーケストラ、パザルジク交響楽団を指揮。

現在、福島東陵高校芸術科教諭、福島県立医科大学非常勤講師。

(2019年3月現在)